AZ-Prolog Ver.6 For Windowsのインストールと使い方

ソフネック株式会社 2010年3月25日


このページでは、AZ-Prologのインストール方法とAZ-Prologと連携する他システムのインストール・設定方法を説明します。
 ・ Prologインタプリタとバイトコードコンパイラを使うだけでしたら、(0)と(1)のみで十分です
 ・ フルコンパイル(高速実行スタンドアローンアプリケーション生成)のためには、(2)のCコンパイラのインストールが必要
 ・ 日本語形態素解析エンジンMeCabと日本語係り受け解析器CaboChaをAZ-Prologから使うには(3)のインストールと設定
 ・ PrologプログラムをCGIアプリケーションとするには、クライアントPCでも動作確認のために(4)が必要
 ・ ODBCを介してMS-Access,SQLサーバなどのRDBと接続するにはODBCの設定(5)が必要です
一度にすべての設定をおこなわずとも結構です。拡張機能利用の必要に応じてお読みいただき、作業の参考にしてください。

AZ-Prologを使いこなすには、サンプルプログラムを動かしてみて、ソースコードを読み、コンパイル方法を確認し、
マニュアルで述語仕様や使い方を覚えるのが早道です。
 本ページの後方にはパッケージ付属のサンプルプログラムを題材にしてインタプリタ・コンパイラの使い方の説明を、
さわりの部分だけですが掲載しました。分からないことや、疑問がございましたら、ご遠慮なくご質問ください。

目次

【0:インストール前に】
【1:AZ-Prolog.V6のインストール】
【2:Visual Studio C++のインストール】
【3:めかぶ、かぼちゃのインストール】
【4:Apacheのインストール】
【5:ODBCの設定】
【6:AZ-PrologのCGIデモの設定と閲覧】
【7:AZ-Prologのそのほかのデモの閲覧】



【0:インストール前に】

1)旧版のAZ-Prologがインストールされている場合
  コントロールパネル→「プログラムの追加と削除」で旧版のAZ-Prologを削除して下さい。
  「インストールされている一覧」にAZ-Prologがなければ操作は不要です。
  方法の詳細はここを見てください
   
2)Ver.6評価版または旧版(Ver.5以前)をインストールされたことがある場合
  コントロールパネル→システム→詳細設定→「環境変数」から下記内容を手動で削除して下さい。
  Ver.6のインストーラにてインストールした版は(1)のみで削除されます。
  該当項目がなければ操作は不要です。

環境変数 操作
Path 「編集」で旧版AZ-Prolog部分のみ削除
include 「編集」で旧版AZ-Prolog部分のみ削除
lib 「編集」で旧版AZ-Prolog部分のみ削除
AZMSG 「削除」
AZOBJ 「削除」

環境変数の「追加」「削除」方法の詳細は
ここを見てください。



【1:AZ-Prolog.V6のインストール】

1)インストールするマシンのOSに対応する版のダウンロードボタンを押下します。
  (32ビットOSにはAZ-Prolog32ビット版を、64ビットOSにはAZ-Prolog64ビット版をダウンロード)
2)ファイルを任意の場所に保存します。(下記例ではデスクトップ)
3)保存したファイルをマウスのダブルクリックで開くとインストールを開始します。
4)以降はインストーラの指示に従って操作してください。









*ユーザーの指示を求めるダイアログが出た場合は 「許可」を押してください






インストールが完了するとスタートメニューにマニュアルとインタプリタが登録され、ここから開くことができます



標準インストールされると、AZ-Prologのインストールディレクトリは環境変数"AZ-Prolog"に設定されていますので
以降、AZ-Prologのインストールディレクトリを %AZ-Prolog%と記述します。



【2:Visual Studio C++のインストール】

AZ-Prologのフルコンパイラ(C言語ソース出力)を使う場合、マイクロソフト Visual Studio C++のインストールが必要です。
MS Visual Studioのダウンロードサイト から、無償でインストールできますので、設定してください。
OLEオートメーション機能でVisual BasicやVisual C#で書かれたプログラムと連携させる場合は、これもインストールしてください。




インストール後、Visual Studioのコマンドシェルをデスクトップにコピーしておくと便利です




【3:めかぶ、かぼちゃのインストール】

AZ-Prologは日本語形態素解析エンジンMeCabと日本語係り受け解析器CaboChaのインターフェースを拡張機能として提供しています。
この機能を使うためにはMeCabおよびCaboChaのインストールが必要です。
注:2010年3月現在、32ビット版AZ-Prologのみ利用可能です。
64ビット版では、32ビット版AZ-PrologインタプリタをWoWで動作させて、CGIデモでをおこなっていますのでインストールしておいてください。
(64bit版のAZ-Prologパッケージには32bit版のすべてのインタプリタ{名前:prolog32.exe,prologcgi32.exeなど}が含まれています)
 
1)日本語形態素解析エンジンMeCabのサイトはここです。
 2010年3月現在、このページ中の次の部分がダウンロードサイトへのリンクです。AZ-Prolog.v6はこの版を使って動作確認をおこないました。
 インストーラの指示に従ってインストールしてください。
 (途中の選択では、Japanese,Shift-JISを選びます)
    ダウンロード
    Binary package for MS-Windows
     ・mecab-0.98.exe:ダウンロード     ←ここをクリックします
     ・Windows 版には コンパイル済みの IPA 辞書が含まれています
 
2)日本語係り受け解析器CaboChaのサイトはここです。
 2010年3月現在、このページ中の次の部分がダウンロードサイトへのリンクです。AZ-Prolog.v6はcabocha-0.53.exe版を使って動作確認をおこないました。
 インストーラの指示に従ってインストールしてください。
    ダウンロード
    Binary package for MS-Windows
     ・HTTP    ←ここをクリックします
      Windows 版には, 学習機能は含まれていません.
 
【MeCab,CaboChaインストール後の設定作業】
3)環境変数Pathに、MeCabとCaboChaのインストール先のbinディレクトリを両方とも登録してください。
  標準インストールをされた場合、次の場所となっているはずです。
32ビットOSではMeCabは C:\Program Files\MeCab\bin CaboChaは C:\Program Files\CaboCha\bin
64ビットOSではMeCabは C:\Program Files (x86)\MeCab\bin CaboChaは C:\Program Files (x86)\CaboCha\bin
  環境変数の「追加」方法の詳細はここを見てください。
 
4)CaboChaのインストールディレクトリ\etc\cabocharc の設定をMeCabを使うように変更します。

設定が完了したら、Prologインタプリタを開いてテストしてみましょう





【4:Apacheのインストール】

WebでAZ-Prologアプリケーションを公開する場合、WebサーバーのPathにPrologCGIインタプリタがありさえすれば、ユーザー作成のCGIファイルを所定の
ディレクトリ(cgi-binなど)へ転送するだけですが、動作確認やデバッグのためにもクライアントPCへApacheをインストールしておいたほうが効率的です。
 
Apacheのインストール方法はここに書くよりもWeb上に懇切丁寧な解説が多々ありますので、Googleなどでキーワード「Apache インストール」
とでもして検索し、説明に従ってインストールしてください。AZ-Prologのための特別な設定はございません。
AZ-Prolog Ver.6 は、Apache/2.2.15 (Win32版)とApache/2.2.11 (Win64版)で動作確認をおこないました。
64ビットOSでも32ビット版Apacheは利用可能です。
IISなど数多あるその他のWebサーバーでの動作検証はしておりません。試された方は、ぜひ、ご報告ください。



【5:ODBCの設定】

AZ-PrologにはODBCを使ってMS−Access,SQLサーバー等のRDBと接続する機能があります。
この機能を使うには、ODBCの設定が必要です。

      デモ用にAccessの "test.mdb" が%AZ-Prolog%\system\odbc\にあります。これをODBCドライバに設定します。
      2010年3月現在 MS Accessには64BitOS版のODBCドライバが、提供されていませんので、64ビット版でも
      32ビット版AZ-Prologで、テストプログラムの実行、CGIデモをおこないますので、設定してください。
 
<64ビットOS>
C:\Windows\SysWoW64\Odbcad32.exe を起動し、下記の32ビットODBCと同じ手順で設定します。
参考: http://support.microsoft.com/kb/942976/ja
 
<32ビットOS>
32ビットOSでは、【コントロールパネル】→【管理ツール】→【データソース(ODBC)】で設定します
  
(1)MSアクセスのODBCドライバを選択する
  
(2)テスト用のMDBを選択して設定する
  
(3)ログイン名、パスワードを設定する(テストプログラム、CGIでアクセス時指定する)
 

設定が完了したら、Prologインタプリタを開いてアクセスしてみましょう



補足:前記の(2)のところで作成を選べば空のMDBが新規作成されます(Prologからテーブル生成、データインサートする)



【6:AZ-PrologのCGIデモの設定と閲覧】

AZ-PrologのCGIデモをPCで閲覧するには、次の手順をおとり下さい
 
1)これまで説明した、B:MeCab,CaboCha C:Apacheのインストールと D:ODBCの設定がされていることとします。
2)CGIのデモプログラムは、%AZ-Prolog%\sample\cgi_demo に入っています。
  @ %AZ-Prolog%\sample\cgi_demo\cgi-bin 下の全ファイルを Apacheディレクトリ\cgi-binへコピー
  A %AZ-Prolog%\sample\cgi_demo\htdocs 下の全ファイル、ディレクトリを Apacheディレクトリ\htdocsへコピー
3)上記が終了しましたら、ブラウザを開き、アドレス欄に次の入力でデモを開始することができます。
  http://localhost/az_index.html



【7:AZ-Prologのそのほかのデモの閲覧】

AZ-Prologのそのほかのデモを動かしてみるには、次の手順をおとり下さい
1)%AZ-Prolog%\sampleの下の全ファイルと%AZ-Prolog%\system\makeをディレクトリごと作業用のディレクトリを作ってコピーします。
  (元内容の保護と、Program Files以下はディレクトリに対する書込が禁止されコンパイルファイルが出力できないことがあるため)
 
 
2)各種サンプルプログラムの起動の仕方
 各ソースプログラムには起動の仕方、コンパイルの方法が書かれていますので、お読みください。
 ここでは様々なタイプのサンプルの起動やコンパイル例を示します。
標準インタプリタを利用・立ち上げ時に "-s"オプションでインタプリタコードを読み込むもの
・立ち上げてから、インタプリタコードをリコンサルトして読み込むもの
コンパイル済のファイル・top_levelの定義を含めてコンパイルされており、立ち上げ即実行のもの
・立ち上げてから、プロンプトも含めてゴールを手入力し、実行させるもの
OLEオートメーションの利用・IE,VBやVBスクリプトなどからPrologサーバーと連携するもの
 
・ベンチマーク
 
・並列処理 一括テストプログラム
 
・並列処理 ペントミノ
 
・OLEオートメーション
Controlshell.pl
OLEオートメーションのコントローラ機能サンプルです。
使い方はファイルの先頭に書かれています。
IE インタネットエクスプローラ(IE)からOLEオートメーションサーバーを利用するサンプルプログラムです。
IEを開き、ファイルをドラッグ&ドロップするなどして起動します。

queens.htm    Board sizeに4以上の数値を入力し、StartボタンでNクイーンを表示します
runprolog.htm   FormulaにPrologゴールを入力し、結果を取得したい変数名をTermに入力してボタン押下で
         変数内容を表示します。Formulaの最後にはピリオッドをつけないで下さい。
VB vba2Prolog1.exe
Visual BasicからOLEオートメーションサーバーを利用するサンプルプログラムです。(ソースはサブディレクトリにあり)
IEサンプルのrunprolog.htmとほぼ同じ動作をします。
VBS formula.vbs
VBScriptからOLEオートメーションサーバーを利用するサンプルプログラムです。
マウスでクリックすれば%AZ-Prolog%\sample\other\formula.plを読み込んで式の展開をおこないます。
 
Visual Basic からPrologサーバーと連携するサンプル
 
・サンプルプログラム Lisp on AZ-Prolog
 
 
3)コンパイラを使ってみる
 
  Nクイーンプログラムをインタプリタコード、バイトコード、フルコンパイルコードで走らせてみましょう
 
  提供各種インタプリタを再生成してみましょう。これにユーザー作成のプログラムを追加することでインタプリタのカスタマイズが可能です。
  追記方法は、各ファイルをお読みください。

【おわり】